キヤノン50ミリF1.4は1959年、キヤノンP用大口径標準レンズとして発売されました。大口径でありながら18,500円と安価(ちなみにF1.2は60,650円)だったため人気が有り中古でも良く見かけます。ちなみに吾輩はキヤノン7の50ミリF0.95付きを購入したときにお店の人がおまけにつけてくれました。
現在コニカヘキサーRF用のF1.4は発売されておらず、ライカのズミルックスを買うほど裕福ではない吾輩はこのレンズをヘキサーRFの標準レンズとして使用しております。
画質は開放からカリっとした解像力で同時代の一眼レフ用F1.4を明らかに上回っています。解像力では現代のレンズとまったく遜色ないでしょう。発色はややあっさり目ですがカラーバランスは極めてニュートラルで問題ありません。ただ逆光にはやはり弱くフードは必需品でしょう。
(←構成図) 4群6枚ガウスタイプ 画角:46度 最小絞りf22 最短撮影距離1m フィルター:48mm 重さ250g 発売:1959年 |
↑月刊カメラマン2001年4月号月例銅賞受賞作 「メルヘン気分」 データ:コニカヘキサーRF、キヤノン50ミリF1.4 F1.4、1/125秒、コニカクローム森羅100 |