キヤノン35ミリF2.8(Lマウント)

 キヤノン35ミリF3.2を改良してF2.8まで口径を広げたレンズです。和製ズマロンの誉れ高い銘玉でライカに付けて愛用する写真家が多かったようです。
 レンズ構成は典型的なガウス型で構成図だけ見るとF3.2とほとんど区別がつかないほど似ています。
 画質は、カラーバランスはまあまあですがかなりあっさりの発色です。作例のようにピーカンな日での撮影でも軟調になります。
 人気のあるレンズで中古市場にも豊富に流通しているのでお勧めのレンズです。

↑作例
キヤノンVIL、F3.5、1/500秒、アグファカラーVISTA100

←構成図
4群6枚ガウスタイプ
画角:64度
最小絞り:F22
最短撮影距離:3.3フィート
フィルター:40ミリ
重さ:178g
発売1957年

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