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キヤノンVIL
F4.5
1/500秒
アグファカラー
VISTA100
←構成図
4群4枚
エルノスター構成
画角:多分18度
くらい
最小絞りF32
(16枚絞り)
最短:1.5m
フィルター:45ミリ
重さ:320g
発売:1959年
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トラベナー135ミリF3.5

 ドイツ、シャハト製のライカマウント交換レンズ.....っと言う事はわかるのですが、それ以外まったく素性がわからない謎のレンズです。
 朝日ソノラマ刊「現代カメラ新書、ノンライツ・ライカレンズ」の中では「見かけはよくないけれど写りは最高」とありましたが、レンズ構成は載っていなかった。
 長年レンズ構成が不明のままでしたが「写真工業2006年12月号別冊・こだわりのレンズ選び2」にてやっと4群4枚エルノスター構成であることが判明しました。
私が現在所有するレンズでは唯一の純然たるエルノスター構成のレンズです。
 このレンズは東京在住の旧友がタダ同然のお値段で一方的に送りつけてきたものです。思わぬ棚からボタモチでした。確かに見かけはまるでヤカンみたいなアルマイト剥き出しでヘリコイドも回転ヘリコイドのシンプルなものですが、構造がシンプルなだけに絶対に故障しそうも無い安心感があります。
 写りは確かにすばらしい。絞り開放から安心して使えます。ただし、ボディはファインダー倍率の高い機種を使いましょう。せっかくのレンズの性能も距離計の精度が足りなければ宝の持ち腐れ。「やっぱり安物レンズはピントが甘いなあ」なんて濡れ衣をレンズに着せることになります。