千鶴の部屋(謎)・しょの1
タンチョウ写真ギャラリー
(2004/01/21UP)

タンチョウ(丹頂)とは?
ツル目ツル科の鳥類。タンチョウヅルともよばれる。
極東アジアの固有種。
学名:Grus japonensis
英名:Japanese craneまたはRed crowned crane
北海道原住民(アイヌ)は「湿原の神」サルルンカムイと呼んでいた。
中華人民共和国(中国)の国鳥
北海道の道鳥(→参照)。

日本に生息する野鳥では最大種。
世界的に見ても空を飛べる鳥としてはパキスタン、インド北部、東南アジア
に生息するオオヅルに続き世界で2番目にノッポさん(身長140cm)である。
ただし翼長(2m)ではアホウドリの3mに負ける。
雑食性で魚、カエル、貝の他トウモロコシも食べる。
環境庁レッドリスト絶滅危惧II類
野生種は日本では北海道の道東地方にのみ生息。
大陸では朝鮮半島から中国東北部(旧満州)に生息しており
ごくまれに九州に飛来する。
そこからわかるように本来は渡り鳥であるが北海道に生息する
タンチョウは留鳥化している。
江戸時代以前は本来の生態である渡り鳥であり、夏に北海道で繁殖
し、冬になると本州以南で冬を越していたが、明治以後の乱獲と北海道
開拓のため激減。札幌では明治23年を最後に姿を消している。
絶滅したと思われていたが大正13年(1924年)に釧路湿原の奥地で
10数羽の生息が確認され昭和10年(1935年)に天然記念物。
昭和27年(1952年)には特別天然記念物に指定される。
昭和25年、阿寒町にて阿寒タンチョウ観察センター所長、山崎定作氏の
実父定次郎氏が餌付けに成功して以後徐々に生息数を増やし現在北海道
に1.000羽近く生息しているが、生息地が飽和に達しており新しい繁殖地
の造成が急務
とされる。
「ツルは千年カメは万年」という諺があるが、そこまで長生きではない。
飼育下での平均寿命は30歳程度。野生では20年未満である。
なお、一度結ばれたつがいは一生添い遂げるという事からおめでたい鳥
の象徴となっているが、毎年同じカップルの鳥はオジロワシやカラスもいる
のでそれほど珍しいという事ではない。
(ちなみに仲の良い夫婦を「おしどり夫婦」と呼びますがオシドリは毎年
相手が変わります
。おまけに亭主は子育てをしません。)
月刊カメラマン2002年7月号
「アングル2002」掲載作品

DATA:ペンタックスLX、SMCペンタックスF☆250−600ミリ
F5.6ED(IF)+1.4倍+2倍テレコン装着
合成F値22、1/250秒、
エクタクロームダイナハイカラー100
月刊カメラマン2002年7月号
「アングル2002」掲載作品

DATA:ペンタックスLX、SMCペンタックスF☆250−600ミリ
F5.6ED(IF)、F5.6、自動露出、
エクタクロームダイナハイカラー100
月刊カメラマン2002年7月号
「アングル2002」掲載作品


DATA:ペンタックスLX、SMCペンタックスF☆250−600ミリ
F5.6ED(IF)、F5.6、自動露出、
エクタクロームダイナハイカラー100
月刊カメラマン2001年7月号
2001年ジャンル別フォトコンテスト動物部門5位入賞作品

DATA:ペンタックスLX、SMCペンタックスF☆250−600ミリ
F5.6ED(IF)、F5.6、自動露出、
エクタクロームダイナハイカラー100
2003年旭川ライカクラブ写真展出品作品

DATA:ライカM6、ウルトロン35ミリF1.8
F6..3、1/500秒
コニカクロームSINBI100

戻る 進む